MIST.Jの日記

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【ネタバレあり感想】パシフィック・リム アップライジング

観てきました。

今回は前作以上に、日本の様々なアニメや特撮をリスペクトしたシーンが多く、とても楽しめました。 ロボットに怪獣が寄生してるような設定とかビジュアルとか大好きです。 前作からのロボットのフォルムの変化は、日本の70年代から90年代への変遷のようでもあり、鉄鋼機ミカヅキの零から凱への変化のようだとも思いました。 博士キャラクターもバリエーションに富んでいて、いい奴、良さそうで悪い奴、悪そうでいい奴とがドラマの中で立ち位置を変えていく様は面白かったです。

ただ、難を言うなら、冒頭5分くらいをもうちょっと削って、各訓練生のセットアップがもっと明確にあった方が、映画の構造として綺麗に収まるのかな、という気がしました。 実は戦死した訓練生が誰だかよくわかってないです……

訓練生達はなるべく画面をガチャガチャと引っ掻き回させて、大人達のドラマは極力シャレードで見せて尺は削って、大人達と訓練生との接点が、各幕の転換点にやってくるようにする……と、なんていうか、締まる感じがするかなと。

あとは殺陣。 手足があるロボット同士の格闘と、巨大怪獣とのバトルで、文法を分けてきたのは良かったのです。 ただ、東京戦の冒頭、4対3の乱立ち的なところでの見せ場作りが大雑把でゴチャゴチャしてる感じがありました。ひょっとしたら実戦的過ぎて見栄が足りないのかもしれないですね。 とは言えこのくだりは、怪獣が合体するところも含めて、とても「ブンドドしながら作った雰囲気」があって、見てて微笑ましくもなりました。

今回は4DX吹替で観ましたが、次は字幕版で、元の台詞回しの雰囲気を楽しみたいなと、思いました。

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