【感想】スモーキー・アンド・ビター
ども、1年4ヶ月ぶりのブログ更新です。
MIST.Jです。
前回のブログ記事でご紹介しました神威杏次監督の映画「スモーキー・アンド・ビター」の感想を、今更ながら綴ってみようかな、と。
僕は、「2020年9月12日(土)」のプレミア上映会にて、拝見しました。
稚拙な文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。
スモーキー・アンド・ビターは、「テーマとメッセージを同一にした、SideAとSideBという2つの物語が進行する」という構成です。
と、聞くと、それは難解で観る人を選ぶ、アートフィルム的な物になっているのではないか……と二の足を踏まれる方もいらっしゃるかと思います。
結論からいえば、そんなことは全くありません。
格好良いオジサマと綺麗なお姉さんが沢山出てきて、優しくも格好良いフィルムテイストのエンターテイメントを展開してくれます。
他方、特撮出演歴のある俳優さんの出演で、盛り上がる特撮ファンも多い反面、所謂「顔出しだけ」とか、特撮の小ネタを披露して終わり……みたいになることを危惧する映画ファンもいらっしゃるかと思います。
が、そんなことも勿論ありません。きちんと全ての役者の「時を重ねてきたことの持ち味」を活かして、それに見合った役どころを用意してくれています。そういう意味での「アテ書き」をきちんとされた上で物語を成立させていることは、驚嘆に値します。
以下、ほんのちょっとだけ内容に触れつつ、僕なりに受け取ったメッセージを。
記憶とは何かを問いかけるために、それを失った状況に追い込まれた主人公達のお話でした。
人は大切な物を失っても、生きていかなければならない。
でも、絶望する必要はない。
人にはそれに耐えられるだけの強さがある。
そんなことを受け取ったような気がします。
……で、このブログ記事を読んでも、本編の視聴方法が……という方に朗報です。
● 映画『ムーンライト・ダイナー』(監督:神威杏次)製作支援プロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/433037
こちらのリターンの中に「スモーキー・アンド・ビター」の円盤があります。
5万円のコースと少々お高いですが、新作「ムーンライト・ダイナー」の円盤と劇場鑑賞券も付いてきます。
「スモーキー・アンド・ビター」をご覧になりたい方、是非応援よろしくお願いします。